どうしても気になる性格であるなら…
小学生にもなれば、色々と個性も目立つようになってきます。大人しい性格や明るい性格など、色んな性格があって当たり前ですから、親の理想の性格と違っていても、親のエゴで子供の個性をねじ曲げようとしてはいけません。完璧を求め過ぎずに親が全てを受け入れてあげることが大切です。
しかし、明らかに同学年の子供と違うような部分が見受けられ、どうしても気になってしまうこともあるかと思います。あまりにも気になるような特徴があるのであれば、小学校の先生に学校での様子などを確認した上で、育児支援施設などに相談してみて下さい。
小学生くらいであれば、親が怒れば大抵は言うことを聞きます。しかし、言い聞かせても言うことを聞かない場合は、叩くなどの行為に及ぶ場合もあるかと思います。親も人間ですから、つい感情的になり子供を叩いてしまうこともあるでしょう…。しかし、できる限り話し合いで子供に理解させ、理屈を納得させて言うことを聞かせるべきです。暴力で頭ごなしに怒るだけでは、子供は何がいけなかったのか分からず同じことを繰り返してしまいます。
しかし、そのようなレベルではなく、どれだけ注意しても全く聞き入れてくれない子供もいます。まるで、親の話を無視しているかのように…。例えば、何度言い聞かせても物忘れがひどく「学校での忘れ物が多い」とか、何度教えても「右と左を覚えられない」など、親が自分の教育方法が悪いのかと悩んでしまうような場合も実際にあります。
他には、小学校のクラスメートの名前が分からない・かんしゃくが治らない・親との会話がイマイチ通じていない…などがあります。そこまでのレベルになると、どれだけ教育しても一向によくなっていないと思えてしまい、親として子供の教育に悩んでしまうことになるかと思われます。
幼稚園の頃は、少し変わった子供だと思う程度だったのが、小学生になり、上記のように明らかに同学年の子供と違い過ぎている点に気がついた場合、生まれながらの障害を持っている場合があります。ただ、何も判断できていな時点から、それを決めつけてしまうのは早計ですが、問題点がよくなっているように見受けられるのであれば、何らかの障害がある可能性を疑う必要もあります。
障害といっても様々なものがあります。実際に、子供に障害があるかどうかは、専門医でなければ判断できません。例えば、アスペルガー症候群という障害などは、知的障害のない自閉症と呼ばれていて、人とのコミュニケションが非常に苦手であることが大きな特徴となっています。
小学生になってからも、お子さんが「学校での忘れ物が多い」「右と左を覚えられない」「小学校のクラスメートの名前が分からない」「かんしゃくが治らない」「親との会話がイマイチ通じていない…」などの状態であるなら、アスペルガー症候群の可能性がないとは言えません。
アスペルガー症候群の子供は、少し変わった子供だと思われるだけで、親やまわりの人が気付かないまま成人することも少なくありません。ただ、アスペルガー症候群であるなら、そうだと分かった上で接する方が本人のためでもありますし、親のためにもなります。
ご自身のお子さんが、アスペルガー症候群であってもなくても、上記のような悩みを抱くほどであるなら、親として教育方法も考え直していく方が良いのかも知れません。それは、今の教育方法が悪いという意味ではなく、今よりも、もっとお子さんに合った教育方法があるのであれば、そちらを選んだ方が良いという意味です。
アスペルガー症候群の子供に向けた教育方法は、アスペルガー症候群の子供だけでなく、普通の子供に対しても非常に良いとされています。従いまして、もし子供の教育に悩みがあるのであれば、アスペルガー症候群のお子さんをお持ちの親御さんが、どのように子供に接して教育されているのかを勉強されるのも良いかと思われます。
下記に紹介しているのは、そんなアスペルガー症候群のお子さんをお持ちの親御さんが、実際に行ってきた方法が紹介されています。子供の教育に悩んで、色んな本を読んだりする親御さんは多いのですが、どれを読んでもピンと来ないという方は非常に多くいます。専門的な本より、専門用語がほとんど使わず、日常生活を具体的に紹介してもらった方が分かりやすいという人は多いようです。
小学校で友達の輪に入れない・
大人しい性格であれば、友達は少ないかも知れません。それ自体は特に問題視する必要はありません。しかし、友達に毛嫌いされているなどで友達の輪に入れないという場合、子供の性格をよく観察し問題点を探してあげる必要があります。
なぜ友達の輪に入れないのか?
友達の輪に入れていない小学生の中には、友達との会話が噛み合わないため、友達の輪に入ることができていない場合があります。そのような場合、友達だけでなく親とでさえ話が噛み合わない…という状態になっていることがあります。そういう性格だと考え、子供の障害を見過ごしている場合もありますので、気を付けて下さい。親としては、まず子供と対話し、子供がどんな風に考えているのかを理解してあげることが必要です。その辺りのことが下記のテキストには詳しく紹介されています。
親にすれば子供の性格は気になりますが…
幼稚園くらいまでは目立ったモノがなくても、小学生にもなれば性格もハッキリしてくるものです。親としては思い通りになって欲しくて、子育てに悩んだりすることもあるかとは思いますが、子供の性格は個性ですから無理矢理なことをせず、良いところを伸ばしてあげよう…という視点が、親にとっても子供にとっても一番良いかと思われます。ただ…、小学生くらいであれば他の子供と比べてチョット変わってるな…、という風に感じることもあるかも知れません。大抵は、特に問題視することもないのですが、中には子供が持って生まれた障害による場合もありますので、あまりにも気になるようでしたら「障害」というモノを疑う必要があります。親や学校の先生などが気付きにくい障害のひとつに、アスペルガー症候群があります。自分の子供がアスペルガー症候群だと認めたくない気持ちも分かりますが、もし可能性がありそうであれば専門医に相談した方が良いかと思われます。もし、本当にアスペルガー症候群であれば、相応の対応が必要になりますし、違うのであれば安心して普通に子供と接しておけますので…。